平成10年度4年セミナーの案内

使用テキスト
F.Smithesis Integral equations Cambridge Univ. Press.(1958)
内容
タイトルの通り、「積分方程式」です。 微分方程式は講義で習ったと思いますが、まぁ、同じようなものです。 ただ、私自身は積分方程式の専門家ではありませんので、 この本以上の内容は知りません。 これを元に、大学院に進んで積分方程式を究めたい、という学生には 向かないかもしれません。
教科書について
この本は、昔、見たことがあるだけで、今は手元にありませんので、 もし、注文して手に入らない(つまり、絶版になっている)場合には、 別の本になるかもしれません。 学生の方から特に読みたい本のリクエストがあれば、応じることもありえます。
セミナーとは
セミナーとは、当番になった学生が教科書を勉強しその内容を講義するものです。 先生の代わりをする、と思っていただいて結構です。 私は出来の悪い生徒の役をします。 つまり、なにかにつけ、すぐに「それはどうしてですか」「どういう定理を使っ たのですか」「証明を教えて下さい」「その公式を使えるのはどういうときです か」「今の場合はその公式を使えるのですか」などと質問します。 担当者はそういういじわるな(?)質問にも答えられるよう、十分に勉強してきて下 さい。中途半端な理解ではいけません。
セミナーの進め方
セミナーの時間は今のところ、金曜日の午後を予定しています。 終了時間は特に定めず、その日の担当者が担当した分を終えるまで続けます。

という形式で昨年度は行ったのですが、この方法は担当者以外は、ただただ終わ るのに付き合わされている、という状態になってしまいがちです。それに、自分 の担当するところ以外は全く理解しない、という人ばかりになってしまいます。 そこで、時間を固定してその時間になったら、自動的に次の人に代わる、という 方法を考えています。これだと、自分がどの部分の担当になるか分からないので、 その前後も含めて勉強するでしょうし、確実に決まった時間に終了できますから、 デートの予定のある人にもOKです。

どちらの方法にするかは、セミナー希望者と一緒に考えます。

プレセミナー
セミナーの前に、火曜日くらいに学生同士でプレセミナー(リハーサル)を行って 下さい。先生の目で友人の発表を見ることは、良い勉強にもなります。
就職について
就職を希望する学生は、自力で就職先を決めて下さい。 また、それを理由にセミナーの勉強がおろそかにならないように注意して下さい。
注意点
セミナーの人数は5人以内を希望します。 学生同士で適当に調節して下さい。
私が研究室にいるときは、いつでも訪ねてきて結構です。 が、いつも研究室にいるとは限りません。

以上のことを、納得した上でセミナーを受講して下さい。


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