平成25年度4年セミナーの案内(日比野)
以下のテキストを候補にしています。
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A.N.Kolmogorov & S.V.Fomin ;
Elements of the Theory of Functions and Functional Analysis,
Dover Pub.
1999(Original Russian edition:Graylock Pr,1957)
関数解析に関する 非常にスタンダードな本です。3年生までの授業名で言えば,
第1-2章は『集合・位相I,II』,
第5-7章は『解析学I,II』に相当しますので,このセミナーでは
第3-4章を読みます。
(何を勉強したいかはっきりしていないけど,大学院進学を希望する人向けです)
- T.S.Chihara ;
An Introduction to Orthogonal Polynomials,
Dover Publications.
2011
直交多項式に関する あまりスタンダードではない本です。
私は読んだことはありませんが,初等的な内容で読めると思います。
(何を勉強したいかはっきりしなくて,大学院進学を希望しない人向けです)
- F.Mosteller ;
Fifty challenging problems in probability with solutions,
Dover Pub.
1987
確率論の問題集です。56の問題と解答が載っています。
セミナーでは解答を読んで,その解説をしてもらいます。
1年で全問やるのが目標です。
(確率論をやりたいことははっきりしているけど,大学院進学を希望しない人向けです)
- L.B.Koralov & Ya.G.Sinai ;
Theory of Probability and Random Processes,
(Springer Berlin Heidelberg)
(2版2007)
確率論の基礎から応用、最先端までをも展望する入門書。ランダムウォーク、マルコフ過程、大数の法則といった概念を、わかりやすく解説する。(「MARC」データベースより)
(確率論をやりたくて,大学院進学を希望する人向けです)
候補テキストは
日比野研究室に置いてありますので,
見たい人はいつでも訪ねてきてください。
これに限らず,
他に読みたい本のリクエストが学生の方からあれば
それにも応じます。
セミナーの受講人数には制限があります。学生同士で適当に調節して下さい。
私が研究室にいるときは
いつでも訪ねてきて結構です。
が,
いつも研究室にいるとは限りません。
来年度,日比野ゼミには,修士1年の院生が2名在籍します。
彼らに質問したりしてもよいので,ゼミの勉強はきちんとしてください。
私のHPの過去のセミナーの記録
(https://hibino.ms.saga-u.ac.jp/seminar/)も参考にしてください。
日比野雄嗣 hibinoy@cc.saga-u.ac.jp