とにかく、パリ行き夜行便に乗って出国。
端の席で個人TVがないかと悲しんでいたが、ちゃんと横についていたので、
機内食までの時間を「宇宙戦争」を見ながらつぶして就寝…といきたいところだが、
隣のおしゃべり日本人と反対の隣の赤ちゃん連れフランス夫人がいて、
あまり寝られなかった。
予定より少し早く4時にCDGに着いたが、乗り場へ最短移動をしたら、
動ける範囲が少なくなって時間つぶしに困った。
というか、店が開いていないのは当然として、寒いのにマイッタ。
なるべく暖かいところを探しながら、本を読んでいたが、
やっぱり5時間半待ちはつらい!!
4時はともかく、8時過ぎまで外が真っ暗なので、気分も滅入る。
渡辺先生らも同じ便かと思ってキョロキョロしていたが、
見つけることはできず、ようやく予定より少し遅れてカサブランカ行きが
出発した。
予定では3時間5分のフライトだが、「2時間半で」というアナウンスが
流れたので、うまく1つ前の12:25の便に乗り継げるかもと期待した。
果たして、予定より10分早く12:25の55分前11時半に着いた。
しかし、カサブランカ空港では荷物の前に入国審査があるようだ。
(どこの空港でも、荷物の前に入国審査だった。何と勘違いしてたんだろう)
そのことに自信がなかったので何回も訊いていたのと、
長い列がちっとも進まないので、
残り時間がヤバイぞ!!
思い切って別の列に移動したら、一番右端の列は何と3人!!
なんでこんなことが起きるかなぁ。
番はすぐ来たが、「ホテルの名前は?」とか「招待状を見せろ」とか、
あげくは(荷物がカサブランカ止まりになるように成田でわざわざ手続きして
おいたのに)「そのまま2階の搭乗口に行け」とか言うので、
到着ロビーに行ったときは11:53。
急いで出発口の方に向かって搭乗手続きカウンターを探すが、
どれがRoyal air marocかわからない。
出発が遅れていたらラッキーだが、と思って表示板を見ると、
遅れはなかったが、手続きカウンターの番号が書いてあった。
急いで35番に行ったら11:58!
しかし、「もう遅い」とそっけない。
結局、次の16:25発まで4時間半待ちとなってしまった。
この時間を利用して観光する勇気もないし、
家にtelするタスクを実行することにした。
フランスでは格安telを使うことができたが、モロッコではアクセス番号が
ないので、まずクレジットカード通話を試みる。
しかし、全く通じない。
どころか電話の調子までおかしくなってしまった。
普通にテレカを買おうと、まず空港内を端から端まで歩いて、両替チェック。
ガイドブックにあるように、レートは完全に統一されているようだ。
20000円が1521DHになった。
DHを得たので、テレカを買ってトライ。
しかし、つながらない。
ちょうどさっき僕が壊した電話機を修理している人がいたので
尋ねると、他の電話機で試してみろとのこと。
今度は、お金は減っていくが何も聞こえない。
機械によって結果が違うとは。
実際、壊れている電話機がいくつもあったわけだな。
彼は言葉が通じないのに親切に対応してくれて、
英語のできる別の兄ちゃんを紹介してくれた。
兄ちゃんは「日本への番号が違うんじゃないか。確か090だった」と言って、
『MIKA 090-****-****』というメモを見せてくれたが、日本人の女の子の
携帯番号聞いてんじゃねぇよ!
で、また別の人に聞いて、やっぱり0081だと分かり、
他の電話で試すとようやくうまくいった。
結局、故障していない電話機に当たるまで試したということだ。
ここまでしても、まだ13時半。
まだ3時間もある。
仕方ないので、パリと同様、本を読んでいたが、だんだん暗くなってきたので、
場所を移動してみた。
すると、向こうから渡辺先生らが歩いてくるのを見つけた。
彼らは同じ便に乗るのだが、搭乗口が分からないと探していたのだ。
僕もチェックインして一緒に探したが、確かにわかりにくいところにあった。
一人でギリギリにチェックインしていたら探しきれなかったかもしれない。
よかった。
2人はドバイ経由できたのだそうだ。
パリでいくら探してもいないはずだよ。
カサブランカ→マラケシュはほんとに早くて実質25分で着いた。
空港の真ん中に降ろされて、自分で歩いて行くなんてすごい空港だ。
モロッコ入り最初の空港がここだったら、もっとインパクトあっただろうな。
空港には迎えが来ていたので、すぐにEl Andalous Hotelまで来られた。
18時前には着いたかな。
家を出てから36時間か、遠いなー。
夕食前に少し周りを散歩したが、ホテルばかりで、スーパーなどは
見つけられなかった。
土産探しはどうなることやら。
昼は外で食うとのことで、みんなゾロゾロ10分ほど歩いて、
民家風の店へ行った。
ちょうど、隣にOuknineが座って、
「backward canonicalについて後で話がしたい」だと!!
とうとうそこにまで手を伸ばしてきたか、恐るべし!
飯はいかにもモロッコ料理という感じで、(味はともかく)良かった。
午後の講演が14:30からだというのに、14:30過ぎてもまだ終わらない。
モロカンは時間にルーズなようだ。
14:40ごろ戻ってきたが、まだ全員揃わなくて始まる気配がないので、思い切って
スーパー探しの散歩に出た。
大学の周りを相当歩いたが、商店はあっても、スーパーはなかった。
何も買わないのももったいない(?)ので、
1.5Lの水だけ買った。
5DHだった。
夕食のとき水を頼むと、同じものが20DH、500mlで15DHだったから
大分得だが、実はコーヒーブレイクでこれの500mlがタダでもらえるので、
買わなくても良かったかも。
しかし、スーパーが見つからないので、安い土産を探すのが難しくなってきた。
遅れていた講演は、最後のOuknineのを無しにして、時間通りに終わった。
ホテルに戻って、洗濯して寝た。
30分以内に内容をまとめられるか心配なので、人の講演中もずっと
講演内容を考えていた。
プロジェクターを使えるようなので、紙をセットする時間ロスは防げる。
ようやく講演開始。
細かい説明は飛ばして、どんどん進む。
10分で5ページ進んでいい感じだと思っていたら、Erraouiから質問が出た。
しかし、何を言っているか分からない。
「フランス語では分からない」と言ったら、「英語だよ」と前のほうから笑い声が。
で、もう一度、言い直してもらったが、『H』を『アッシュ』と言っているみたいだから、
どう考えてもフランス語だ。
質問には答えないで、先へ進む。
チェアマンがいちいちうなずきながら聴いているので、
まだまだいけるかと、結局最後まで行った。
5分オーバーで気持ちが焦るので、英語がうまく出てこなかったが、
Ouknineには伝わっただろうか。
ImkellerのJeulin-Yorについての質問はともかく、
Hamedaniの質問は的外れというか、意味のないところにこだわるのでマイッタ。
別刷を欲しがるモロカンもいたし、まぁこれでよし。
質問の相手で遅れて昼食に行ったら、知らない人と卓を囲むことになってしまったが、
彼らも英語は出来ないのか、フランス語で話しているので、
全く知らん顔していられるので、まぁいい。
昼食後、時間があるので、メディナへ出かけてみた。
ホテルからは存外近い。
車の排ガスがひどいが、一本脇へ入ったら、
きれいな庭がクトゥピア前に広がっているので、いい感じだ。
しかし、フナ広場を見ようと庭の外へ出ると、車の排ガスと喧騒がひどくて気分が悪い。
よく道が分からなくて、別の道へ入ってみると、狭くて、道端で物を並べていたりして、
商売というよりフリーマーケットという感じだ。
店のほうも間口が狭くて店番がいて、昔のタバコ屋みたいだが、
対面販売ではウィンドウショッピングは出来ないよ。
しかし、物はたくさんあるようで、缶詰屋なら缶詰が、洗剤屋なら洗剤が、
大量に山積みされている。
これだけの商品が入れ替わるほど売れているとは思えないから、
いつ入荷した物か不安だ。
玩具屋もあるが、新品かどうかも、いつの物かも分からないような
しょうもない品ばかりで、買う気にはなれない。
とにかく、人が多くて、車が多くて、原付はどんどん突っ込んでくるし、
馬もいて臭いし、しゃがんでいるだけの訳の分からない人もたくさんいるしで、
気分が悪いので、帰ろうと広い道の方へ行くと、別の門だった。
見たことあると思ってガイドブックで確かめると、
アグノブ門だった。
現在地が分かったので、宮殿を探しに行くが、ますますいつの品か分からない物を
売っている店ばかりで、宮殿がありそうにないので、ひき返した。
宮殿は分からなかったが、フナ広場の案内板があったので、そっちへ行ってみた。
店は同じようなもので人が多いが、道が広いので、少し雰囲気がいい。
そのまま進むと、フナ広場に着いた。
まだ屋台の準備は出来ていないようだが、だだっ広くて、人だかりがしているところでは
何か大道芸をやっているようだが、何を言っているのかも分からないので、
すぐにその場を離れて帰ってきた。
戻って最後の3講演を聴いた。
部屋に戻ってきたら、いつの間にか眠ってしまって、
夕食の誘いにも気づかなかった。
フナ広場で疲れたのか、講演の疲れだったのか。
朝早くて他の団体客もいたからか、物売りが寄ってきた。
ブレスレット売りのおばちゃんが「自分の生活が云々」と言うから、
可哀そうになって値段を聞くと、「3つで5」だって言うからこりゃ安いと思って
5DH払ったら、「5dollers(=50DH)」だって言うので「いらない」と返すと、
「1つなら20DHでいい」と言うので、「大きいのにしてくれ」と言うと、
「こっちは大きいから50だ」ってもう離してくれないので困っていると、
見かねたのか、他の参加者が助け出してくれた。
『安ければ買う』という方式はここでは通用しないんだな。
まず買うことが決まって、それから、なるべく安くする交渉をするようだ。
ちょっと感覚が違うので難しい。
そうこうしているうちに、例によって予定より遅れてスタートしたが、
途中の休憩のときにお茶を始めたり、写真撮影のときも様々な組み合わせで
何回も撮ったりして、時間がかかる。
でも途中に立ち寄ったアルガン油の店で土産を買えたのは良かった。
そんなことをしているので、着いたのは12時半で、すぐ昼食。
しかし、これもゆっくり食べるから、終わったのは15時だった。
それからトイレに行ったので、その間においていかれたらどうしようとハラハラしていたが、
実際、何人かはすでに歩いて街へ行ったようだ。
集合場所も時間も決まっていないのに、その行動はすごいと思うが、
小さな町だし、携帯をもっているからできることなんだろうな。
僕らはバスで街へ行き、さぁ土産探しだ。
寄木細工のいい玩具がないかと探すが、いいのがない。
寄木細工の店は何軒もあるのだが、おいてあるものはほとんど同じで、
でも値段が少しずつ違う。
昨日のメディナと違って、定価が店頭に表示してあって、店員は店の奥にいるから、
こうしてウィンドウショッピングができるだけでも楽しい。
地元の服を一着買ってみたかったので、「サハラサハラ」と呼び込みをしている店に
誘われるままに入った。
強引にターバンを巻いてきたりしてうっとうしいが、上下セットで出してきたので、
値段を聞くと、なんと「850DH」だと言うのだ。
200DHだと思った、と書くと、「200は無理だから、maximumを書け」と言うので、
300と書くと、相手は850を消して500と書いて、『オレはこれだけ譲歩したから、お前も何とかしろ』という態度で天秤を指差している。
しかし、300以上は出せないので帰ろうとすると、
突然「You are lucky」と言って、握手してきた。
300でいいということのようだ。
何だ。
300で売れる程度の品なのに850とはむちゃくちゃ吹っかけてきてたな。
買う羽目になると、もったいなかった気もしたが、交渉して買うという経験を買ったと思うことにしよう。
渡辺先生らと一緒に歩いていたので、寄木細工の箱とか買いたいものを買い損ねたが、
少なくとも昨日のところより楽しかった。
あんないい加減な待ち合わせでもみんな予定の時間に集合場所に集まってきて、
無事帰ってきた。
しかし、着いたのは20時過ぎで、3時間以上のバス移動はかなりきつかった。
水とオレンジジュースが重くて、これを持って歩いて帰ってくるのは大変だった。
行きの倍くらいの時間をかけて帰ってきた。
とは言っても、まだ12時半だったのだが、
腹も尻も痛いし食欲もないし、
午前のセッションに1つも参加していないので気も引けるしで、
昼飯を抜いて、日本から持ってきたソーセージを食って、部屋で寝ていた。
で、ふと目を覚ますと、午後のセッションのコーヒーブレイクの時間だ。
ここを逃すと中途参加しにくいので、何とか出席した。
今日の夕食はメディナであるのだ。
日本人グループで待ち合わせて、フナ広場へ向かう。
30分くらいで着いて、まだ少し時間があるので、
広場の中を見て回った。
まさに祭りの光景で、そうだと思えば、ありうる風景なのだが、
別に祭りの日でもなんでもないし、毎日がこの状態だというのだから、すごい。
大道芸の人だかりを覗くと金を要求されるし、
首に蛇を巻きつけてくる人は100DHだと吹っかけてくるし、
うっとうしい祭り(?)ではあるが、活気はある。
屋台もそんなに不潔そうでもないし、毎日はともかく、
一回は来たくなるところではあるだろう。
夕食はアラビアンキャンプ風の店でパスティラとクスクスが出ただけだが、
非常にゆっくりで、時間がかかる。
両方とも日本人好みの味で良かったが、腹の調子がすぐれないので、
少し食べただけにした。
終わってからもモロカンたちは外でうだうだしているので、
日本の二次会と同じような光景だが、彼らは酒を飲んでいないのだから、
あのハイテンションぶりは不思議だ。
我々は渡辺先生がご高齢なので、タクシーでとっとと帰ってきた。
残りのタスクは土産のビールを買うことくらいだが、
昼食のとき、そのことをEddahbiに言うと、彼は親切にも我々の買い物に
付き合ってくれると言う。
有難いことだ。
で、どこに行くのかと思ったら、やっぱり歩いてメディナへ行った。
そしてスークへ入って行く。
ここは迷路が怖くて入れなかったところだ。
ちょうど、渡辺先生はまだ何も買い物をしていなかったので、
彼の欲しいものを選んでEddahbiが値段を交渉する。
交渉の途中で帰ろうとするので、交渉決裂かと思ったら、それで
相手が折れて決定、という手続きのようだ。
いくらがいくらまで値引いたのかわからなかったが、
底値で買っているのだろうから、こんなことなら
昨日スーパーで買い物しなくても良かったくらいだ。
しかし、スークは同じような店ばかりで、ちょっと回っただけで、
変わり映えのしない品物ばかりという感じになる。
こんなのですべての店の経営が成り立っているのか不思議だ。
しかし、スークではビールを見つけることはできなくて、
バスでスーパーマーケットへ行った。
昨日の店と広さはそんなに変わらないが、ビールはあった。
ビンと缶とどっちがいいかも分からないし、銘柄も意外にたくさんあるので、
ばらばらに1本ずつ買った。
そして、見回ると、インスタントハリラがあったので、これで思っていたものは
全部揃ったな。
タクシーでホテルへ戻ってきて、財布の中を見ると450DHもあったので、
ホテルの売店で使い切ることにした。
昨日目星をつけていた太鼓を始めとするどうでもいいものばかりを
450DH分も一気に買った。
豪勢な客に映っただろうな。
これで夕食の飲み物代も空港へのタクシー代もなくなって、
おごられる計画なのだから、失礼な話だ。
荷物を詰めると、どうしても手荷物がひとつできてしまった。
少しでも軽くしようと缶ビールをいくつか買ったのに、
重い方のビンビールの方を手荷物にするのは納得いかないが仕方ない。
朝9時に渡辺先生らとロビーで待ち合わせたので、
その前に朝食を食べに行った。
コンファレンスの参加者たちばかりか
レストランのウエイターも挨拶してくれる。
残念ながらフランス語が分からないので、細かいことは分からないが。
空港までのタクシーは50DHだと聞いていたのに100DH要求してくるし、
荷物を詰んで運んでくれるおじさんはチップを渡すまで帰らないし、
なかなか最後まで厳しい国だが、僕は昨日全額使い果たしていたので、
全部人任せだった。
10:25発のAT402便だったはずが、いつの間にか10:55発AT422に変わっていたが、
まぁこれは大勢に影響ない。
前回のイタリアの残りの30ユーロがあったので、これで
空港のDUTY FREEショップでワインを買った。
しかしなかなか出発の案内がない。
渡辺先生たちは気にもしないでのんびり待っているが、僕は心配になったので、
聞きに行って見ると、なんと! 乗るはずのAT422便は飛ばないので、
他の便に交換すると言うのだ。
そして、その人は僕のチケットを持って行ってしまった。
そして,そのままなかなか戻ってこない。
待ちながら周りをキョロキョロしていると,
周りにいるのは外国人ばかりだし,
そうこうするうちに僕のチケットを持っていった人の顔が思い出せなくなってきた。
最初もそうだったが,見慣れない人種の人の顔は覚えにくいんだな。
このまま戻ってこなかったらどうしようか,
戻ってきても相手は僕の顔を覚えているのだろうかと,とてもドキドキした。
12時近くなった頃ようやく戻ってきて、12:30のMarrakesh発Orly行の便に交換したので、
OrlyからCDGにバスで移動すれば、
元々の18:05発の成田行きJAL便に間に合うと言う。
MarrakeshからOrlyまで2時間半なので余裕だって言うが、確かに余裕そうだ。
しかし、実際はOrlyに着いたのは16時半だった。
飛行時間は3時間だが、時差が1時間あるからだ。
それから入国審査して荷物を受け取ったら17時近い。
あまりにやばい様子に、同じ便に乗っていた同じコンフェレンスの参加者の人が
フランス語で空港の人に訊いてくれるが、
次はJAL便なのでここではどうしようもないとのこと。
なにはともあれ、CDGに行かないと話にならないので、バスに乗る他ない。
ユーロが残っていたので、なんとか乗車賃の16ユーロが支払えてよかった。
しかし、バスが来たのは17時過ぎ。
CDGまで45分だと言っていたが、搭乗手続きの時間が要るから、もうダメだ。
しかも、夕方のパリの道は混んでいて、着いた時はすでに18時過ぎていた。
とりあえず、カウンターへ行って相談するが、
JALのカウンターはもう閉まっているので、
明日の同じ時間の便にするしかないと言う。
おいおい、明日の便にするにしても、なにも18時まで待つ必要は無いだろう。(*1)
しかし、「JALのカウンターはもう閉まっているのでどうしようもない」
の一点張りで、取り付くしまもない。
困り果てて空港内を歩いていると,
23:15発の成田行きエールフランス便がJALとのコードシェアになっていることに気づいた。
前回のイタリアからの帰りは,かなり遅い便に乗った記憶があるので,これに乗ったはずだ。
もう一度,乗り換えカウンターに行って,そのことを言うと、
それに交換できるかどうかここでは判断できないので、
その便のカウンターで聞いてみろとのこと。
エールフランスのカウンターで聞いてみると、交換には問題は無いのだが
席が空いていないとのことで、キャンセル待ちになった。
キャンセル待ちの結果がわかるのは22:15だというので、
ダメだったら、そんな時間からホテル探しか下手すれば空港泊まりか………
という状態で、ハラハラして、本も読んでいられない。
果たして、席は取れて、23:15発の便に乗れることになった。
しかも、エグゼクティブ(ビジネスクラス)だ。
いやぁー、エグゼクティブはいいねぇ。
席は広いし、リクライニングも気持ちいい。
アメニティもいいし、食事もオードブル(フォアグラ!)とメインが別々に出るし。
気持ちよく眠れて、成田に着いた時はまた夜で、19:00くらいだった。
確か前回19:45くらいの成田→福岡便があったはずだと思ったが、
入国審査をして荷物を受け取ってターミナルバスで移動して、
国内便の第2ターミナルに着いた時は、19:40くらいだった。
これでだめだったら、成田泊まりか………
それならいっそ新幹線で名古屋に移動して友達の家に泊まるか、とか考えていた。
しかし、成田→福岡便は19:55発で、しかも出発が遅れていたので、問題なく乗れた。
出発が20分ほど遅れたので、福岡に着いたのは22:20で、
佐賀行きの高速バス最終はもう終わっている。
これは福岡泊まりか………
と思ったが、電車の最終は23:29だったので、
何とか無事、佐賀に帰りつくことが出来た。
着いた時はすでに0時を回っていたが。
最後の移動のドタバタですべての話題が吹っ飛んでしまったな。