絶対値の使い方には気をつけようと思った,
絶対値は数Iの最初に場合分けの例みたいに登場するから, そういう意識で見ている人が多いようです。 場合分けをせずに,不等号で絶対値を外すのは 高校ではあまりなかった操作かもしれません。 特に複雑な理屈に基づくことではないので,慣れれば簡単ですが, とにかく,いいかげんに絶対値を外すことのないように気を付けてください。
解答を作り終えた後に,点数を上げるために 修正するのはずるいです。 特に9点と10点は大きな差です。
9点と10点の差は1点ですが, これを大きいと言われたら, 部分点の7点と8点とか,全くいいかげんに付けているので, これも非難されそうです。
また, 零点の解答の場合に,もう一度解いてもらったり,正解を教えたりの対応を その時その時で変えてしまっているので, これも非難されそうです。 これは,もう一度解けば正解できそうなとき再挑戦にして, 全く間違った解答のときは零点をつけているんですけど, その違いは学生には通じていないでしょうね。
『ずるい』と言えば,答えを他の先生に訊きに行っている人もいるでしょうけど, 僕は「正解を探す努力をしている」と解釈しているので, 特にずるいとは思っていません。 しかし,「この問題にこういう解答ができたのだから, それの応用問題を試験に出しても大丈夫だろう」という風には考えますね。 人に訊いたり,別の本やウェブに載っている解答を探すのはいいけど, ちゃんと理解して自分のものにしてから, 納得した解答を板書するようにしてください。 「この解答で合ってますか」みたいな質問を受けることがありますが, 合っているかどうかが分からないなら, (合っていてもいなくても)その解答を板書してはいけません。
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