\( f(x) \),\( g(x) \)が\( x=a \)で連続のとき, 教科書には 「\( pf(x)+qg(x) \)も\( x=a \)で連続である」 と書いてありました。 加法でこれが成り立つならば, \( pf(x)-qg(x) \)も成り立ちますか。 また,\( pf(x)g(x) \)は\( x=a \)で連続ではない理由が気になりました。 ()
「\( pf(x)+qg(x) \)が\( x=a \)で連続である」 というときの\( q \)は実数なので,\( -q \)も実数。 よって,\( q \)のところを\( -q \)としてもよいので 「\( pf(x)-qg(x) \)も\( x=a \)で連続である」が成り立ちます。 また,\( pf(x)g(x) \)が連続でないわけではなく, (2)より\( f(x)g(x) \)が連続であることから, (1)で\( f(x) \)のところを\( f(x)g(x) \)としてよくて, さらに\( q=0 \)とすれば, \( pf(x)g(x) \)が連続であることが言えます。
\[\lim_{n\to\infty}S_n=\frac{a}{1-r}, \quad|r|<1?\] \[S_n=\sum_{k=1}^nar^{k-1}=\frac{a(1-r^n)}{1-r},\quad r\neq1\] ()
なにが?なのかわからないけど, \( |r|<1 \)以外のときは \( \lim\limits_{n\to\infty}\frac{a(1-r^n)}{1-r} \)は発散するので, \( |r|<1 \)のとき(だけ),\( \lim\limits_{n\to\infty}S_n=\frac{a}{1-r} \)です。
\( \lim\limits_{n\to\infty}a_n=\alpha \)とおくと \( \lim\limits_{n\to\infty}a_{n+1}=\alpha \)となることがわかりません。 ()
\( \lim\limits_{n\to\infty}a_n=\alpha \)というのは, \( a_1,a_2,a_3,\dots \)とした極限が\( \alpha \)ということで, \( \lim\limits_{n\to\infty}a_{n+1} \)というのは \( a_2,a_3,a_4,\dots \)とした極限のことなので, 当然,\( \lim\limits_{n\to\infty}a_{n+1}=\alpha \) となります。
p.2問1(2)のこたえください。 ()
問1(2)の答えは,p.163に詳しく書いてあります。
\( (1+\frac1n)^n \)が収束する証明のだんだん数を大きくしてって 定数の上界を作るのが面白かったです。 ()
上に有界を示すときは\( n!=n\cdot (n-1) \cdots 4\cdot3\cdot2\cdot1 \) を\( 2\cdot 2 \cdots 2\cdot2\cdot2\cdot1=2^{n-1} \) に置き換えて大きく(分母を小さく)しています。 単調増加の証明の方が,少しずつ形を変えて大きくしていっているので, 「だんだん」という感じですね。
定期テストはどういう問題の形式ですか。 ()
普通に計算するような問題です。 過去問が僕のHPに掲載してあるので,それを参考にしてください。
試験には,どんなレベルの問題がでますか。 ()
非常に易しい…と僕は思っているけど, 君たちがどう感じるかはわかりません。
だんだん思い出してきました。 章末の演習で固めます。 ()
章末の演習問題もそこそこ難しいので, [A]だけ解けば十分です。
とても楽しかったです。 (ぼっち)
それはよかった。 先週の単元は,理論的には重要だけれど, こういうことは試験には出さないので, どこまで丁寧に説明するべきか迷いました。
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