前回、問6の説明が無かったので、解答だけで良いので、載せて下さい。 (睦)
(1)の解答は 点数を
X
とすると
X~ N(67 15
2
)
です. ここで
Z=(X-67)/15
とおくと
Z~ N(0 1)
となります. さて 表より
Z>1.04
となる割合が
15%
ですから
(X-67)/15>1.04
つまり
X>82.6
の割合が
15%
となります. よって 求める答は 83 点です. 表から1.04を求める部分は他の問題とは逆モーションなので 注意してください. (2)も同様に考えて 答えは48点です. どうしても分からなかったら 講義後にでも質問に来てください.
復元抽出と非復元抽出の違いがいまひとつよくわからないのですが... 。 (達郎)
母集団からデータを抽出するとき、 一度選んだ標本を元に戻さないで次の標本を選ぶのが「非復元抽出」、 一度選んだ標本を元に戻して次の標本を選ぶのが「復元抽出」です。 だから、復元抽出では、同じ標本が複数回選ばれてしまう可能性があります。
似たような用語がたくさん出てきて、ややこしくなってきた…。 (良恵)
専門用語が多いですが、大した数は出ないので、 ノートを見ながら聴いていて充分間に合います。 試験のときも、ノート持ち込み可ですから大丈夫。
復元抽出の時、非復元抽出の時みたいな問題は 同じようで違う問題なので、頭がこんがらがりました。 (あつし)
これくらいでこんがらがっていては、 この先の本題に入ったとき、もっとややこしいぞ。 同じような問題の違う部分を判断して 正しい公式を適用する、というのが、 この講義のポイントです。
だんだん…わからなくなってきました。(涙) 前回の内容を含めて考えるようになると、難しいですね。 (醒)
数学は基礎から積み上げていく学問なので、 毎回、前回の内容を踏まえて、話が進みます。 予習はしなくてもよいですから、 復習をするようにしてください。
標本平均、標本分散という言葉だけ聞くと、 難しく聞こえるが実際にやってみると簡単だった。 (優規)
なんだかんだ言っても、 結局、先週は公式にそのまま当てはめるだけのことだったので、 たとえ意味が分からなくても問題を解くことは簡単だったと思います。
少々、標本分散のイメージがつかみにくかったです。 (慎博)
そうですか? 『標本から計算した分散』というだけのことですが。
統計などの話を聞いているといつも思うのだが、 どんなに低い確率であれ、 標本が一部マイノリティにかたよるということもあるのではないか。 どう対応するのだろう? (博子)
そういうことが起こる確率をちゃんと評価して、 その程度の確率で間違いがあるかもしれない、という態度で臨みます。
最初のうちは、標本を取り出すという考え方に、 あまり納得がいきません。 それで、詳しいデータをとったことになるんですか? 標本を調べると、母集団のデータが分かったりするんですか? (孝之)
もちろん、標本を調べただけでは、 詳しいデータを取ったことにはなりません。 『一部しか調べていないのに、(大体)母集団のデータが分かる』 という考えなのです。
標本平均・標本分散は使う機会はあるのだろうかと思った。 (賢治)
もちろん、これからの講義でしょっちゅう標本平均も標本分散も使います。 講義中に話したように、すべてのデータは標本であるとみなされるので、 平均や分散を計算するときは、 いつでも標本平均や標本分散を考えていることになります。 実生活で平均や分散を計算する機会があるか、という意味でしたら、 あるかもしれないし、ないかもしれません。 でも、それを言ったら、 大学で学ぶほとんどのことは実生活で使うことはありません。
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日比野雄嗣 hibinoy@cc.saga-u.ac.jp