正規分布とt分布の違いは、 前者の場合、母標準偏差σが 既知であるのに対して、後者の場合、σが未知であるということですか? また、nが大きくて、標本標準偏差Sが正確ならば、 t分布は正規分布と一致すると考えていいのですか? (you-z)
母標準偏差σが既知の場合は正規分布の公式で計算できます。 σが未知の場合は、t分布の公式で計算します。 標本標準偏差Uの平均はσですから(プリント(No.4)参照)、 Uσ前後の数値をとります。 よって、σが未知の場合でも、nが30より大きいときは、 Uσを近似して正規分布の公式を使うことができます。 または、nが大きいときはt分布が正規分布で近似できると考えて、 t分布の公式のtn-1N(0 1)で置き換えた、 と考えても同じになります。
平均を小数第1位で切って、かなり アバウトな計算を最後まで無理に続けると、 正解のように思える答えになりました。 これでは全く意味がありません... よね。 小数第7位か8位までを使わなければいけないのでしょうか?? (I.H.)
アバウトな計算でも、たまたま正解に近い値が得られることもあります。 今の問題でそうだったとしても、試験問題のときにそうなるかどうかはわかりません。 常に正解が得られるような方法をマスターしないと意味がないですよね。 小数第1位までの答えが欲しいときに、 途中の数値を小数第1位で切ってしまっては、 繰り上がり繰り下がりなどで少しずつ答えが変わって来るかもしれないので いけないですが、 だからといって、小数第7位も8位も使う必要はありません。 繰り上がり繰り下がりを考慮すれば良いだけですから、 1桁余計に求めていれば、最後の答えが違ってくることもないでしょう。
正規分布、t分布表は必要ですが、 電卓も必要ですよねえ。なめとった。 (まいどん)
シラバスにも電卓が必要であると書きましたし、 最初の講義のときにもそのことを言いました。 さらに、ほとんど毎週、この欄に、 『電卓は必携である。 できれば、普通の電卓よりも関数電卓の方が、早く計算できるので良い。 しかし、関数電卓は練習を積まなければ早く計算できるようにはならない』 という趣旨のことを書いています。
だんだん寒くなってきましたが、この教室は 暖房はつくんでしょうか?! (ケン太)
全学教育の教室は冷房がついていないので、夏は大変ですが、 全ての部屋に暖房はついているので、冬は大丈夫です。 受講生の数が多ければ、人の熱気であたたかくなるから 寒い心配は要らないんだけどねぇ。
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