例題の条件はまったく同じですが、 (1)の答えは、平均が変化していない、 (2)の答えは、平均が大きくなった。 矛盾ではありませんか? (sea)
(1)は、「小さくなった」と「大きくなった」の両方が「変化した」に 含まれるのですが、 (2)は「大きくなった」だけです。 だから、「変化した」の方が「大きくなった」を含んでいると錯覚したのでしょうが、 これらが、同じ「5%」の検定であることに注意しなければなりません。 (2)は5% を「大きくなった」に全部割り当てられるのに、 (1)では、2.5% しか「大きくなった」に割り当てられないのですから、 むしろ逆で、 もし(1)で変化していることがわかれば、(2)は計算しなくても、 大きくなったといえるでしょう。 要するに、(1)は大きくなるか小さくなるかは予め分かっていないので、 ある程度、大きな変化がないと変化したとは結論できませんが、 (2)は初めから大きくなることを知っているのだから、 比較的小さな増加でも大きくなったと結論できるのです。
眠い\dots \verb+(__)+Zzz\dots 説明だけじゃ何がなんだかわかりません。 来週がんばらなくちゃ。 来週疲れが出てないと良いんだけど。 (ぐるりん\( \heartsuit \))
今週は問題演習だけですが、 これも、「問題だけじゃ何がなんだかわかりません。」 と言われてしまうのだろうか。
今日の内容は少し難しくて頭の整理がよくできなかった。 次回でしっかり理解しようと思う。 (スヌーピー)
仮説検定は少し難しいので、 他のときとは違って、 1週説明1週問題演習という形式にしています。 先週と今週で1セットで理解してください。
いつにも増して、先生は熱がこもってました。 テストが不安です。 (GTO乗り)
年明けの1/14には、試験の過去問の解説をするつもりです。 これでテスト対策もバッチリさ!
帰無仮説と検定の誤りという話で\dots 第1種の誤り\dots 採択すべきなのに棄却するが、重い罪とされました。 これは全く正しいと思いました。 帰無仮説を立てる時点で正しくないと思われる方(棄却すべきだと思っている方) を採用しているので、 結果として、「採択すべきなのに棄却する」の第1種が 重い罪であることは確かだと思う。 数理的なもの(答えは絶対にあるもの)を解くときは、 絶対に方針がゆらいではだめだと思いました。 しかし、私たちの生活での問題では少々ゆらいで、 答えを出さなくてのよいのではないかと思いました。 ここで、彼氏と彼女の会話を考えてみると、 彼女「私のこと好き」 に対する答えは 「なんとなく」 が一番よさそうです。 (ノーベルコシーバ)
ディベートでも、肯定側は現状を変える意見を、否定側は現状維持の意見を持ちます。 そして、肯定側はちゃんとした立論を述べて、 変化すべきであることを主張しなければなりませんが、 何もしなければ、否定側の勝ちになります。 こういう理屈が理解できていれば、 第1種の誤りの方が重大であるという意味がわかってもらえると思います。 ただ、彼女に「私のこと好き」と聞かれて、 「なんとなく」と答えるのは、よくなさそうです。 どうしても曖昧に答えたいなら、「ああ」くらいで済ました方がいいでしょう。 しかし、どうせ証拠も残らないんだし、はっきり好きだと答えてあげたほうが、 何かとうまくいくと思われます。
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日比野雄嗣 hibinoy@cc.saga-u.ac.jp